語学・語学書店

「日本人向け」ではない
　中級者向けに、細かく細かく工夫を凝らして編集されたよい文法書だと思います。 　ただ、本書が目指した「外国人学習者向け」がすなわち「日本人学習者向け」とはならない（なりえない）ところが残念です。日本語を母語とする学習者が感じやすい疑問がクリアになるかといえば、ちょっとものたりないところもあるでしょう。このあたりは、日本人の研究者もしくは日本人にフランス語を教授した人の参考書で補う必要があります。 　学習の深度が増せば、辞書や参考書はかならず複数にあたって確認しなければならないので、これをその一冊に加えておくぶんにはまったく損はないと思います。
なんとなくわかる。
私は一応大学で学習しているのですが、二外の文法テキストでは足りず購入しました。 仏検2級を受ける前に、もう一度なんとなく文法をさらっておくにはいいかな、と思って。 が、本当に「なんとなく」です。問題はついてないので、身についたかは分かりませんが…一応2級受かったので。 他にも、フランス語作文のときなんか、よくコマコマ見てやったりしてます。
初級者ではちょっと難しいかな
　ここのレビューを参考に購入しました。一度、書店でめくったときは、あぁ、私には無理！と思ったのですが、購入してからもちょっと挫折しそうになっています。でも、初級や入門の語学書は多々あれど、中級より上の文法書は、あまりないように思うので、どっぷり文法に浸かりたい人にはオススメだと思います。
　フランスの語学学校アリアンス・フランセーズの教務部長という職にあった著者が外国人向けに編纂した語学書という前がきにあるように、フランスの語学学校の教材で使うようなエッセンス（イラストや新聞記事、シャンソンの歌詞の掲載など）がちりばめられています。
　ただ、字が細かいのと太字と黒１色の内容なので、初学者や入門者には挫折してしまうかも。さらに理解を深める、他の文法書では物足りなかったという人向けだと思います。
◎
二冊目の文法書として非常にすばらしいクオリティを誇ります！
総じて事細かに書いてありますので、非常によろしいかと。
ただ、CDも付いてないので、発音関係は弱め。
その分、文法面は多分今ある文法書の中でも最強レベルでしょう！

「３級とっちゃったけど、もう少しやってみたいなぁ。」
「仏文の小説or論文を読みたいけど、たまに文法が不安…。」

「フランス行きたいけど、私のフランス語…通じる？」
というレベルの人にオススメです。

ただし、フランス語初心者にはオススメできません。少々細かすぎますので、あくまで二冊目にお使いください。
2冊目の文法書としても
この文法書のすばらしいところは、用例にフランス人が日常でふれるような広告文、詩、漫画などが取り入れられている点にある。フランス語を単に言葉として勉強するだけではなく、フランス人の思想や文化に少しでも触れながら学ぶ必要がある。その意味でもこの本は優れている。すでに文法書をお持ちの方にもおすすめできる。