語学・語学書店

「学習法」実質的の補遺
英文和訳を学生に添削させることによって、入門から
上級者へ学習のアドバイスを行う伊藤師の学習診断書。
和訳を文法・解釈から詳しく解説し、添削内容がカラーで図解されており、

本書は伊藤師の英文和訳指導の集大成と云える。英語教師必読。
「伊藤和夫の英語学習法」以後に出版された
「英文法のナビゲーター」「英文解釈教室　入門・基礎」など

の意義と使用法について詳しく述べられている。
実質的には「学習法」の実質的補遺と言える。
無理に「英文解釈教室」から始めようとする学生、
学力があるにも関わらず入門編をやろうかと迷っている学生におすすめ。
　ちなみに「たった」さんが、この本が唯一顔写真が掲載された本であると
レヴューされておりましたが、それは違います。

私が調べた限りでは「英文法の集中治療室」（一竹書房）のＩＣシリーズ
にも巻末に顔写真付きでプロフィールがありましたし、旺文社ラジオ講座
の際にも写真は載っていました。下らぬ補足ですが参考までに。
伊藤和夫先生の本で勉強する方の出発点にお勧め
自分がどのくらいの理解力があるかのかを知るのは、学習の大事な一歩。英語に関してそれを紙面上で行うことができる本です。レベルはすべての人に対応していますので客観的な判断にどうぞ。学生に限らず社会人の方にもお勧めです。この本より詳しい、かつ教育的な本を知りません。この本を出発点に英語の力を伸ばして下さい。なお、この本は伊藤和夫氏の生前最期の本であり、かつ唯一、伊藤氏の顔写真が載っている本です。
どなたにも推奨できる問題集
十人ほどの生徒が、伊藤先生とともに英文和訳の演習をするという体裁の本です。もちろん、順を追うごとに難易度は上がって行きます（最後の方は東大入試でも難問のレベル）。一題終わる毎に生徒の答案を伊藤先生が採点し、講評するというスタイルですが、そこで一見ものわかりよく優しく見える伊藤先生が、突如として生徒の答案をボロクソに評価します。そのシビアさがいい。英文がある程度読めると自負している方は、この本でスリルを味わいつつ自己評価してみたらいかがでしょうか。私は大学院受験の時にこの本をやりましたが、大学受験の時にこの本があったらなと思いました。国立大受験性だけでなく、英語を読む必要のある、全ての方にお薦めします。自分の読解力を再評価できます。