語学・語学書店

初心者にはあまりおすすめできない
この本は、初心者の独学には絶対向いていない。まず文字は説明が難しくかつ、文字のサイズが小さい。文法に入ると、とたんに発音記号がなくなり、どう読むかいちいち単語欄で調べなければならない。これはタイ語の初級者にとってもかなり不親切。例文も文献学者が好むような（会話ではほとんど役にたたない）用例が多く、他のレビュアも指摘しているように非日常的なものが多い。大学で指導を受けられる人には良い本かもしれないが、一般学習者にとってどこが「改革」なのか分からないし、それに賛同する人が多いことに奇妙な違和感を感じる。とにかく入門書は好みもあるので、書店で中身をよく見てから判断することをおすすめします。
独学にも向く最高の参考書
過去に何度か独学でタイ語に挑戦し、その都度挫折していましたが、この
本にであって、眼が覚めました。CD付きなので、これをMDに複写して、内容
を編集し、むずかしい個所を何十回でも繰り返し聞けるようにしました。タ
イ語の最大の難関は文字と発音です。これさえ乗り越えればあとは比較的な
平坦な道が見えてきます。文字と発音の克服にはまずこの本＋CDを利用する
ことをお勧めします。すでに他の外国語（特に中国語）を身につけておられ
る人で音韻学や音声学の基礎的な知識のある方は比較的楽に発音を習得でき
ます。文字習得については「忍耐」と「努力」が必要です。それでも非漢字
圏の学習者が日本語の「かな」や漢字を身につける時の努力の数分の一です
みます。
すばらしい本
　ともにタイ語のbe動詞だと言われることがあった「ペン」と「クー」のうち、「クー」は動詞ではないとされています。「母は私にネックレスをくれました」のような「（動詞）（直接補語）（間接補語）」という形をとる動詞群が明示されています。「マイ・ノーン」と「マイ・ダイ・ノーン」がそれぞれ「寝ませんでした」と「寝ていません」とされ、寝るという意思が無かったという意味が前者だとされています。
　それぞれ、いままでの入門書ではきちんと書かれていなかったところだと思います。タイ語の基礎文法が網羅的にバージョンアップされたのだと感じました。
　しかし、この本を読むにはタイ文字を学ばなければなりません。すこし腰をすえてタイ語に取り組もうという人向きでしょう。
素晴らしいには素晴らしいが、、、
タイ語学習歴は3年以上と長いのですが、こんな本を待っていましたというのが本音です。
そこまで褒めてなぜ星が４つなの？という答えは練習問題・例文・途中から単語の意味が書いていないことにあります。
練習問題も例文も非実用的なものが非常に多いと思います。

また辞書を引くというのは大事で、気持ちもわかるのですが、

原書や新聞を読むとかタイ語を自分の興味などに生かす場合だけでよいのでは？と思います。
改革
タイトルに挙げたようにこの本を一言で表すのなら「改革」しか思い浮かばない。まさしくタイ語学習に改革をもたらした入門書なのである。私はこの本に目を通したとき脱帽せざるをえなかった。というのも、一つの文法事項には、懇切丁寧な解説、それに豊富な例文が添えられていたからだ。さらに、全くの初心者から上級者まで対応しているのもこの本の大きな特徴である。初心者でも全く方向性を見失うことなく、上級者でも学ぶことは多いはずである。よって、これからタイ語を始める人も究めたい人も是非手元に置いておきたい一冊である。