語学・語学書店

あまり人に教えたくない本
他の方も書いていらっしゃいますが、この本の特徴はなんと言っても図が多いところと（今ではあまり珍しくない？が）語義を書いているところです。本をめくればほとんどのページに何らかの図があり、図のないページを探すのが難しいくらいです。また最初の語義を読めばその単語のイメージが一瞬でつかめるでしょう。 かれこれ10年近く改訂されていないこともあって内容は少し古くなっていますが、中学での学習にはほとんど問題ないでしょう（高校とそれ以降は他の本と併用する必要がありそうです）。 引いていて面白い、読んでいて面白いと感じさせてくれる数少ない辞書です。ルミナス・ジーニアス・フェイバリットや英英辞書としてLongmanやOxfordなど多くの本がありますが、本書のような特徴を持つ本は他にありません。 この貴重な財産を絶やすことなく受け継いでいってもらいたいと願っています。
こんな学習辞書あったとは
昨今の学習辞書見比べてますがこれこそ大穴です。ラーナーズプログレもその図版（写真）の鋭さに関心しましたが
これはさらにその上を行く英語圏文化を知る最良のテキストでしょう。いきなりアブラカダブラの図版が載るなんて！但しバズーカはロケットランチャー、タンクは装甲車の写真ですがそこはご愛嬌。

ｔａｔｔｏｏのオヤジ写真ズバリです。百聞一見にしかず！
渋い脇役
この辞書の魅力はなんと言っても写真とイラストが豊富に載っていること。日本にはない物、事柄については意味を知ってもピンとこないもの。視覚的にわかると理解がはやい！それからギリシャ神話やローマ神話の登場人物や歴史的人物などがコラムで紹介されていたり、マザーグースの歌が引用されていたり、読み物としても多いに楽しめる作りになっている。”アキレス腱”ってギリシャ神話のアキレスが子供の頃その母親が不死身の泉にアキレスのアキレス腱をつかんで逆さに浸したので、アキレス腱が弱点となり、そこを撃たれて死んでしまったことから”アキレス腱”って呼ばれるようになったなんて知ってました？？英米の生活習慣についても事細かに説明してあり、単語の意味だけでなく生活習慣の違いやその成り立ちを学習することができてとてもためになります。普通の文法やコロケーションについて詳しい辞書はもちろん必要だと思いますが、それとは別に渋い脇役として光る辞書です。すごくお勧め！